2010年10月28日木曜日

初めてのウォーキングカスタマー

最近、やりたいことが全然できない。
計画性ゼロに近い、むしろ常に計画性マイナスみたいな私は
中々満足できたことなんて、インドに来る前からないんだけど、苦笑
時間が限られているからか、最近余計に焦ってしまう。

だから、せめてその日のことは忘れないうちに書き残しておこう。

今日、初めてウォーキングカスタマー(予約なしにチケットやツアーの申し込みに来たお客様)が
私が売ったツアーを買ってくれた!

3ヶ月前くらいから、旅行中にオフィスに来るお客様の対応をしていて、
9月には3人の学生がコルカタ行きの航空券を買ってくれた。
そして、今日は1組の夫婦がバンガロールの一日観光ツアー(そのお客様の要望に合わせて動物園とIT企業の多いエレクトロニックシティ見学)を買ってくれた。
理由はおそらくお客様の滞在時間が限られているので、お客様の要望に合わせてアレンジしたツアーであったことだと思う。
価格に関しては結構高く、今までも私の接客が下手なだけでなく、価格の高さから選んでくれないお客様は後を絶たなかった。でも、今日、初めてお客様がツアーを購入してくれたときには、すごく嬉しかった。
ここまで来て、やっと仕事だ!と実感した。


今から約2ヶ月前。
8月中旬に友達の紹介でバンガロールに駐在している方の家族が北インドのゴールデントライアングルを観光したいという要望を受け、1週間で9泊10日のツアーの日程から決済までのやり取りを担当したことがあった。今だからいえるものの、あの1週間は、朝から夜中まで大変だった。先輩には「お客様の日程を一日も早く明確にし、決済を済ませろ!」と毎時間呪文のように唱えられ、お客様からは「効率が悪い!」と叱られ、いらいらさせてしまった。このお客様の言葉を聞いたとき、お客様に対しての申し訳なさと自分のできの悪さにやるせない思いでいっぱいになった。
もちろん、自分自身でもうまくやりたいと思っているのに、お客様に何かを押し付けることもできないし、お客様の日程的にたくさんの提案の中から選んでもらう時間がなかったこともあり、お客様をうまく誘導させることが思った以上に難しかった。このとき、初めてお客様との接客の難しさが身に沁みた。

すべてが初めてのことで、マニュアル的な教育も受けていないインターンの私がやろうとするのが間違いだと言うボスの言葉にも落ち込み、途中で先輩に交代してもらおうかとも考えた。でも、そのときに「最後までやろう!」と思えたのは、ある日の夜日本人の友達が差し入れを持ってきてくれたり、別の日には他愛もない話でインド人の友達が和ませてくれた。そして、何よりお客様に失望されたくないという気持ちが大きかった。先輩にも同僚にも初めてだから、インターン生だから仕方ないよね。とか、安藤さんってこの程度なの。なんて思わせたくなかった。
結果、面倒を見てくれていた先輩には毎日夜中まで散々迷惑をかけてしまったが、ツアーは何の問題もなく無事に終了した。そして、お客様から喜びの声を聞いたときは本当に本当に嬉しかった!!日本語ガイドやホテルの好評を聞き、久しぶりの家族の再会を満喫されたそうであった。

それ以来、昼食抜きの日々はほとんどないけれど、インターンの生活が少し変わった。
今振り返ってみれば、これが転機だったのかもしれない。この機会がなかったら、ひょっとしたら私は今までインターンを続けてこなかったかもしれない。今日、ふとそう思った。

2010年10月25日月曜日

インドで働く日本人

先週の金曜日、日本人会のおじさまとおばさまのコーラスグループに初めて参加した。

思ったよりも人数は少ないけれど、本格的な活動をなさってる。
定期的に発表会もあるみたい。ちょうど私の帰国日(12月19日)に発表会が行われるらしい。

コーラスの練習後、近くの韓国料理店で食事をした。
参加されている方々は、インドで働く日本人っていういい顔をしている人もいる。
ある奥様は4年間の駐在期間にタミルダンスを習得し、
翌日発表会を岸さんと観にいった。
その他にも、ヒンディー語やカンナダ語を習い、生け花を教えているらしい。
駐在の奥様、少しうらやましかった。笑
また、インド人のお金持ちと結婚した奥様はすごく上品で、
「あなたの手を見れば、ピアノをやっていたって分かるわ」と
言われて、私はすごく驚いてしまった。

このコーラスグループは私が今までインドで体験してこなかった新しい世界のように感じた。
インドの身近な観光スポットやローカルバスの乗り方を興味津々に聞いてくる奥様、
「世代の違い」と「生活の違い」を強く感じさせ、面白かった。
中には、バスにもオートにも一度も乗ったことがない方もいて私も驚いた。
専用車を持っている駐在の方はバスにもオートにも乗る必要がない。
しかし、私はバスとオートがなければどこにもいけないっといった具合である。

おそらく、コーラスグループのみなさんは、私も日本にいたときに気づかなかった
チキンの温かさに今も気づいてはいないのかなと思う。
インドではスーパーなどでは日本と変わらない冷蔵の鶏肉を売っているところもあるが、
市場で買う鶏肉よりも当然高く、新鮮でない。
だから、インド人のほとんどは市場で絞め殺したばかりの鶏を買っている。
鶏の羽を剥ぎ、店の前につるしてあるのもよく見かけるけれど、
つるした鶏がないときは、すぐさま鶏を絞め殺して買うことになる。
それを受け取るときに感じるその鶏の温かさ。
その温かさを感じるとついさっきまで鶏が生きていたことを体感させられる。
約20年以上もきれいにパックになって包まれた冷たい鶏肉にしか触れてこなかった私は
自然な温かい鶏肉になぜか違和感を感じる。
そして、インドに来るまで実際に見ることのなかったこの工程を見ることは
鶏を殺して食べているということをより強く感じさせられる気がする。

あ、話がそれてしまったけれど、それをさらにそらすと
インドはよくkg単位でものを買う。笑
もちろん、鶏肉もkg単位であるし、先輩の高橋さんがケーキ屋さんでケーキを頼んだら、
日本であれば、何cmになるが、何kg欲しいのかと聞かれたそうである。
まさか、ケーキまでkg単位だとは思わなかった。笑

まとまりがなくなってしまったけど、日本を感じさせる楽しい会だった。
久しぶりの韓国料理、懐かしく感じた。

カムサハムニダ、ノア!

いよいよインドにいるのもあと2ヶ月をきってしまった。

今日、インドで知り合った初めての韓国人友達Noahと最後にランチを一緒にした。
私たちがあった場所で、もう一度最後に食事に行こうという彼、
さすが韓国人!ロマンチックだと思う。笑

Noahは韓国から1年間ボランティアに来たキリスト教徒で
毎週日曜日にたくさんのインド人の子供を集めてワークショップをしている。
Noahのおかげで、そのワークショップに参加するのが私の日曜日の楽しみのひとつになった。
そして、そこで同世代のインド人や韓国人に出会い、
宗教の役割についてよく考えさせられるようになった。
日曜日に教会でキリスト教の友達と一緒に過ごしていると
もちろん、受け止め方や考えは違うこともあるけれど、
そんなときにNoahはさりげなく教えてくれたり、アドバイスをくれたり、
時には、韓国人らしい一面も見せてくれた。
バイクで色々な場所に連れて行ってくれ、
まさかインドで、韓国ドラマのワンシーンにありそうなさりげない優しさに触れられるとは!
インドに来る前には想像もできなかった。笑
私の仕事がうまくいかないときも、いつも心配してくれて
仕事がうまくいくようになってからは、いろんなどうでもいい話を
微笑みながら聞いてくれ、応援してくれ、育った環境や今まで歩んで来た道が同じなのかと
思うほど一緒にいると安心する。時々、日本語で話しかけてしまいそうになるくらい。笑
お互いのつたない英語と日本語での会話もしばらくできないんだな~っと思うと
やっぱりちょっと寂しい。来週はもういないのがまだ想像できない。

"The best and most beautiful things in this world cannot be seen or even heard, but must be felt with the heart" - Helen Keller

いつか、韓国遊びに行きたいな!!そして、近いうちに日本にもぜひ来てほしい!!

2010年10月18日月曜日

Ayudha pooja






先週の土曜日は南インドでアユダ プージャというお祭りをお祝いした。

オフィスでも今年、初めてプージャ(お祈り)をすることになった。
13時頃に仕事を切り上げ、特にプージャを楽しみにしているドライバーの車のプージャの見学をした。
このプージャは日頃、自分がよく使っているものにプージャをする。
例えば、カーストが一番上のブラーマンは本にプージャをする。
新しい本を買い、プージャをした後、その本で勉強するとその本からの恩恵がよく施されるらしい。
私の場合、いつもオフィスでパソコンを使っているので、パソコンにプージャをした方がいいらしい。
だから、ドライバーは車にプージャをするのをすごく楽しみにしていた。
また、アユダ プージャは一般的に南インドで呼ばれており、マイソールではダサラ プージャが有名らしい。
また、コルカタではドゥルガ プージャが行われ、地域によって様々らしい。

朝から、ドライバーは車をいつも以上に熱心に洗い、プージャの前にはクルタ(インドの伝統衣装)に着替えていた。ボスもサリーを着て、私たちに軽食を振舞うために準備をしてとても張り切っていた。

洗車後、バナナの葉や花を飾りつけ、ティカをつけ、バナナやココナッツをお供えした。
プージャはボスのお父さんによって行われ、プージャの最中煙を頭にかけたりした。
ボスのお父さんの唱えが終わると、ドライバーは車に乗り、どこに行くわけでもなく車を発進させた。
各タイヤの下にはライムが置かれ、このライムを勢いよく潰して車を発進されることが縁起が良いとされているらしい。
またココナッツを思いっきり、地面にぶつけ、よく割れることも縁起が良いといわれているらしい。
でも、ボスは道が汚れるのを嫌うためか、こんなことやるのは下のカーストだけよ、でもこればかりは習慣だから私も注意できないわ~っとぼやいていた。

一通りプージャが終わり、みんなでボスが用意してくれた祭事の料理をみんなで食べた。
偶然、領事館で働いている岸さんと元社員の土屋さんも一緒に楽しんだ。


仕事後、岸さん、土屋さんと笹野さんと合流して、タミル伝統舞踊を鑑賞に行った。
こじんまりとした、アットホームさを感じる集会所のような場所でインド人に溶け込んだ気がした。

インドに来て感じるのは、インドにもウチとソトがある。
もちろん、日本人はソトであり、お客様扱いされるが、何かと利用されそうになったり
ぼったくられそうになったりする。
それは、外見からも違うし、生活も違う。時には味の好みも考え方も習慣も違う。
でも、インドは日本人が決して住みにくい場所ではないと私は思う。
街中の排気ガスと道路の整備さえしっかりしたら、私はインドの方が住みやすいと思う。
なぜなら、外国人であることから、私たちは貧富の差で区別されることがないし、
宗教の違いも気にされない。カーストで区分されることもない。
つまり、私たちは一般のインド人よりも自由があると私は時々思う。
お金持ちや高カーストの人によっては、外食で1食20ルピー(約40円)のところにはまず食べに行かない。
そして、生活が苦しい人々は高級なレストランに行くことができない。
でも、私たち日本人ならそのどちらも選ぶ権利がある。
そして、私たちは幅広い世界に触れることができる。

時には、心優しいインド人がウチの中に入れてくれたり、
垣間見せてくれる。
一旦、ウチの中に入れてくれるともう家族みたいである。
全くお客様扱いされず、ありのままの私を受け入れてくれる、
本当に心がつながっているように感じる。安心する。
もちろん、初めからそんなことはなく、初めは特別扱いされ、
何をするにも周りから良くも悪くも注目を浴びる。
でも、徐々に打ち解けていくと年や人柄がものを言うようになる。
年上の人のいうことに耳を傾け、人柄に関しては日本と変わらない。
ただ、少しインドらしいと感じるのは、心の底から常に気にかけてくれているのが分かる。
楽しむときも一緒、つらいときも一緒、どんなときもすぐそばにいてくれる気がする。
本当に誰かが必要なとき、きっとその誰かはそばにいてくれる。

改めて、文章にしてみると、やっぱりインドに住めてよかったな~っと思う。



話を戻して、晩御飯の魚とえびのパスタむちゃくちゃおいしかった!笑
最近、オフィスの目の前にホテルができ、そこの料理が本当に病み付きになりそう!

日曜日、久しぶりに教会に行った。
子供たちが少し少なめだったけど、相変わらずのみんな。
近くのコマーシャルストリートで気に入った柄が見つかり、初めてサリーを買ってしまった。
たくさん散策できて楽しかった!

来週末はついにウティ、ニルギリ鉄道!
今週末も軽くどこかに行きたいな~!

2010年10月12日火曜日

目標

今年中:
インドガイドブックを完成
インド旅行計画
マサラツアーズを笑顔で卒業
自分に合った仕事を見つけ出す
考えるために本を読む

3年以内:
日本語と同じくらい英語力を伸ばす
インドをガイドできるように
何でも挑戦
ミッション、パッション、ハイテンション!
友達に薦められる会社・商品のあるところで働く
お父さんとお母さん、周りの人に感謝の気持ちを素直に伝えられる人になる
世界のどこに行っても通用する大きな器の国際人になる

5年後:
人の役に立っていると実感できる事業を立ち上げる

10年後:
日本を誇れるビジネスパーソン

思いついたらもっと書き足そう。

20代でやっておきたいこと

という本を最近、私は読み始めた。

少し、気になった言葉を書き残しておこう。

「自分はこんな雑用をするために、この会社に入ったのではない」
私が2月に考えていたことだ。

その回答は、
二十代の十年間は、これから数十年は続けることになる仕事の基礎固めをする段階である。いわれたことはなんでも快く引き受け、成果を上げて、「仕事はどういうものか」を覚える。そうやって自信をつけていく。

『やってみるのは学ぶのに勝っている』スイス哲学者ヒルティ
やり方を知ることと、実際にできることは全く別物である。

本人がその気になれば、損になる仕事などひとつもない。

つまらないことを一生懸命やれるのもひとつの才能である。

「もうダメだ」と諦めてしまえば、そこで失敗は無駄になってしまう。
「なにくそ」と諦めないで頑張れば、先へ進める。

自分に解決できない問題は、絶対自分に降りかかってこない。
問題の解決策は思わぬ方向からやってくる。

はじめは「こんなことつまらない」と思って始めるから、少しも楽しくない。
でも、繰りかえり続けてみて、一定の成果を上げられるようになると面白さが分かってくる。
そうすると俄然、楽しくなるのだ。
ホテルのタリフを集めているとき、まさにそうだった。
終わりの見えない何百件ものホテルの料金を問い合わせ毎日続けていた。
しかし、続けてみると次第に、今度はこういう聞き方をしようとか
大事なポイントが分かってくる。ある程度、先が見えてきたら
あといくつだっとゲーム感覚になってきた。
夜遅くまで、同僚とリストを作ったりして、今思えば楽しかった。

2010年10月11日月曜日

弾丸カルナータカ州政府ツアー






早朝4時45分起床。
5時30分、予定通り家を出る。

6時15分、バス停に到着。
一緒に行く藤原さんがチケットの半券をなくし、一瞬焦るが、
かばんの中からみつかり、バスの番号を聞き、
コーヒーを飲んでからバスに乗車。

藤原さんは同じ会社の同僚で、同時期に会社に入社し、
今年大学を卒業したばかりで年も一番近い。
けれど、藤原さんの仕事はすごくハードで私の何倍も苦労している。
藤原さんをみていると、これが社会に出ることなのかなって
痛感させられる。そんな藤原さんが土曜日に休暇をとり、
一日は、飲み。一日はバンガロール市内を出る。
と予定を立てた。興味があって、私も今回一緒に行くことにした。
もちろん、金曜日も他の同世代の日本人の友達と一緒に飲んだ。


大体時間通りに、バスはハッサンに向かって動き出した。
ハッサンはバンガロールよりも西にあるカルナータカ州の歴史ある土地。
まずはシュラヴァナベラゴラという巨大な彫刻で有名なジャイナ教寺院へ
そして、ホイサラ王朝で栄えたハレビド、ベルールの3ヵ所に行った。
カルナータカ州観光開発公団(KSTDC)が主催するこのバスツアーは
外国人向けというよりは、インド人向けのツアーでバスの中は
ほとんどがインド人。インド人の中にいろいろだけど、
明らかに顔つきの違う私たちは常にどこから来たのか、いろいろな人から尋ねられる。

9時ごろ、一度朝食のため休憩。
南インド料理ドーサとライスバード(トマトとチリ味のご飯)を食べ、
またコーヒーを飲み、一休みした。
1時間ほど再び、バスに揺られた後、シュラヴァナベラゴラに到着。
丘の上にジャイナ教の寺院があるため、ひたすら登った。
ちなみに、お寺に入る前に履物を脱がなければならないので
バスの中で脱ぎ、裸足になってバスを降り、歩き始めるのがインド流。
もちろん、外国人旅行者のために荷物置き場もほとんどの場所では設けられている。
日頃、運動不足な私は頂上に着くまでに何度か後ろを振り向き、景色を眺めては
また登っていった。中には、人のことをお構いなしに階段に座り始めるインド人もちらほら。笑
やっと着いた!と思って寺院の中に入るが、なぜか写真でみた巨大な像が見つからない。。。
巨大なはずだからすぐに見つかると思っていたのに、中には仏像に似た顔つきの像ばかり。
寺院を出てみると、さらに何人かの人たちが上に登っている。
ここは頂上ではない、まだ道がある!!

こうして、登ったさらに上の寺院にてついに発見!
面白いことに、登っている間には全く姿が見えないのに、
登り終わると巨大な像が現れる。
中ではジャイナ教の人々がお祈りをし、たくさんの観光客が集まっていた。
そして、ここから見渡せる景色は素晴らしかった。

下りのときには、あるフィンランドから来たおじいさんと少し話をした。
おじいさんは一人でインドを旅行し、楽しんでいるようだった。
今回が2度目のインドで、前回は22年前に来たらしい。
その後、私は少し買い物を楽しんだ。

そして、次の目的地はハレビド・ベルールと思ったら、
その前に州政府の運営するレストランでお昼ご飯。
またまた南インド料理を食べた。

ベルールのヒンドゥー寺院は本当に美しかった。
やわらかい石であるため、小さな彫刻や繊細な彫刻が寺院に彫られており、見事であった。
彫刻にはインドの叙事詩マハーバーラタのストーリーや
シヴァ神、ガネーシャ神、クリシュナ神などヒンドゥー教の神様が彫られていた。
また当時の女性の個性豊かな髪形、振る舞いが印象的な彫刻が多かった。 
レプリカとして作られた寺院も隣に残されており、見ごたえのある寺院であった。

続いて、ハレビドも同じ王朝に建てられたものであることから、造りが似ていた。
しかし、ハレビドは王と女王の寺院が1つになった寺院であった。
(1つの寺院の中に、2つお祈りをする場所がある)
また、ナンディ(雄牛)の像がある。
ガイドの説明によると、ハレ=古い、ビド=町という意味があり、 
ハレビドは古い町と表しているらしい。
こちらは、庭園も整備された長閑な雰囲気の寺院であった。

鑑賞時間より移動時間の方が長いこのツアー。笑
移動するすべての道路が整備されているわけもなく、ガタゴト道に長時間揺らされるのは
決して快適とはいえないけど、どの寺院も見ごたえがあり、印象深く残った。
藤原さんともバスの中では、お互いの将来のこと、仕事のこと、大学生活など
いろいろ語り合うことができてよかった。

家に着いたのは夜中の11時。

充実した1日だった!残りの週末もできるだけ、いろいろなところに出かけたい。                                                           

2010年10月9日土曜日

5ヶ月ぶり。

5ヶ月前の5月、同僚の須田さんとカルナータカ州観光局に行った。
その前にThe only placeというステーキ屋さんでお昼を食べ、
道に迷いながらもどうにか隠れ家のようなオフィスに到着した。
そこで、一人のおばさんが私の名前を何度も覚えるために唱えながら(笑)
すごく熱心に観光地を解説してくれた。
インドの豪華列車の旅、政府系格安ホテル、ツアー、カルナータカ州のことを
丁寧に教えてくれた。

5ヵ月後の今日、お昼も同じレストランで食べ、5ヶ月ぶりにおばさんに会いに行った。
残念ながら、おばさんはいなかったけど、
明日、ハッサンという地域に1日ツアーに参加することにした。

過ぎてみれば、5ヶ月あっという間。
帰る前にもう一度あのおばさんに会ってから帰りたいな。

話が変わるが、12月に両親がインドに来ることになった。
どんなインドを見せようか考えるのがこれからの楽しみになりそうだ。
パッケージツアーでは、体験できない特別なツアープランを考えたい!!

2010年10月7日木曜日

今更

大学に入って、「JAY」というインド料理レストランでアルバイトをして、
そこの店のラニーさんに、
「仕事前に心を落ち着かせて、こうして一杯チャイを飲むのがいいのよ。今日、一日のことを考えて仕事を始める、余裕が大事よ。」
と言われたことがあった。

そのときは、全くラニーさんの言葉を理解しようとしていなかった。
むしろ、怠け者の私は、バタバタした朝にそんな時間もったいないと思っていた。(馬鹿…)
インドに来てからも、しばらくは朝ごはんの食べられない余裕のない生活が続いていた。
でも、最近、どうしてか私の心が変化している!笑
今は、朝に余裕を持つことが大切だと思い始めている!

正直、私自身もびっくりしている。
大学のときは、時間にルーズ、部屋は汚い、レポートは提出期限ギリギリに出すのが当たり前の私が、
今更だけど気づき始めている。。。!
一日の時間は限られているし、あっという間、
でも、一日バタバタ慌しくはじまり、本当にやりたいことを見失ってしまうのはもったいない。

今更だけど、大学で一番仲の良かったみーちゃんは韓国が大好きで、
時間があれば韓国語の勉強をしていた。
独学なのに、知らぬ間に私の片言のネパール語やヒンディ語と違って
どんどん上達していった。
思えば、みーちゃんはバイトにもすごく熱心だった。
大変そうなときもあったけど、仕事に対する思いがしっかりしていて、
今でも、1つのバイトをやり続けている。
きっと、みーちゃんはどんな仕事をしてもうまくやっていけると思う。
大学のときは、いつも意見が合わなくて、いい合いばがりしていたけど
今なら少しはみーちゃんの言ってたことも分かる気がする。

2010年10月6日水曜日

लाइफ(人生)

インドに来てから、人生について考えることが多くなった。
過去のこと、今のこと、そして未来のこと。

相変わらず、夢ばかり大きいけど、
やっぱりやりたいことは変わらない。
高校生のときに受けた衝撃がものすごく大きくて、
そのことで過去から今まで、そしてこれからも悩み続けるんだろう。
でも、それでいいんだと最近思う、
それが私の人生だ、とことん向き合おうじゃないか!って思い始めている。

インドに来る前は、どうしたら人生がうまくいくんだろう、
人生がうまくいく方法ばかりを考えていた。
今でも考えないわけではないけど、
でも、インドに来て「何が私の人生の中で大切なんだろう」って
考えるようになった。
そしたら、自然に私の周りの大切なものや人たちに気づき始めて、
これから何がしたいのか、どんな風に生きたいのか考えるようになった。

今日、友達が教えてくれた言葉。
聴いた瞬間、好きになった。

"Remember, there are no mistakes, only lessons. Love yourself, trust your choices, and everything is possible"

2010年10月5日火曜日

पासफुल Kolkata





1年ぶりの再会。

1年前に来たときは全く感じなかったけど、
バンガロールから来てみると、少し古びた町並みのコルカタ。
でも、みんなは全然変わってなかった!!
相変わらずのコルカタのみんなに会えて本当に嬉しかった!!

アヌパンの家は去年と全然違って、綺麗な塗装がされ、
同じ家だとは思えないほどだった!笑
おばあさんと一緒に住むことになったことをきっかけに
家を改装したみたい。
コルカタの家庭料理、やっぱり南インドとは味が違う。
少しはカレーの違いも分かるようになったかも。笑

土曜日の午後はSouth City Mallというショッピングセンターで
14期のメンバーやDiana,Anindyaと再会、
その後、2000年にアカデミー賞を受賞した「雨あがる」という
日本映画を観た。心が温まる、本当に人生で大切なものを教えてくれるいい映画だった。
そこでは、二キータや二ガム先生たちと再会した。
それからクシュブの家に行き、クシュブのかわいい妹たちが出迎えてくれた。
夜はもちろんボリウッドダンス!!今年のIJSCで踊ったダンスを教えてくれた。

日曜日は朝、10時まで寝てしまい、11時ごろに朝ごはんを食べ、
ヴィクトリアミュージアムに向かった。
去年は、外観しかみれなかったけど、今年は中に入ることができた。
しかもインド人料金で!笑
(インド人は10ルピー、外国人は150ルピー)
いざとなったら、マニプールから来たと言い張ろうと思っていたけど、
何も問われることもなく。笑
ヴィクトリアミュージアムの庭を散策していたら、
突然、立っている場所では雨が降っていないのに、目の前で雨が降り始めた。
もちろん、その雨は後にこっちにも降り、びしょ濡れになった。
よく言えば、ボリウッド映画の撮影。。。笑
思いっきり雨に濡れて、そのまま空港へ。
空港でも少しバタバタしたが、どうにか無事にバンガロールに到着することができた。

あっという間の3日間だった。もっとみんなと過ごしたかった。
本当にどこまでも尽くしてくれるみんなの変わらない優しさが心に沁みた。
そして、この1年のインドへの思いの変化、自分自身の変化に気づかされる旅だった。
でも、コルカタのみんなとつながっていられる限り、
私はインドが大好きだと思う。インドに来られてよかったと思う。