2011年5月15日日曜日

Let me trust myself...!

一度、スパイスたっぷりのインド料理を食べてしまうと、日本料理を食べるときにもなぜかもっと刺激を求めてしまうように、インドから帰国した私は最近どこか物足りなさを感じる。

もちろん、家族はみんな健康だし、久しぶりに友達にも再会できてすごく嬉しかった。
日本に住んでいると、不自由なものなど何もなくてとっても落ち着く。
インドにいたときも、やっぱり私は日本が大好きなんだと思ったし、
日本人であることをとても誇らしく思っていた。

だけど、何か盛り上がらない。
インドでは時々日本を恋しく思ったが、
日本では毎日インドのことを考えてしまう。
インド料理のスパイスが体に染み付いてしまったかのように、
私はどこか刺激を求めている。

そして、インドで持ったインドの価値観が日本で暮らす私を悩ませている。
ああ、インドの生活を知らなかったほうが日本の私は過ごしやすかった~!
とさえ、最近感じてしまう。
日本は日本、インドはインドなんて器用に私のスイッチが入れ替えれたら便利なのに、
人として学ぶことの多かったインドでの価値観は日本で育ってきた私を変えてしまったようだ。
インドでは当たり前であっても日本では異常なこと、
逆に日本では当たり前であってもインドでは異常なこと。
例えば、家族に対して、仕事に対して、自分の人生に対して、
両方の考え方を知ってしまったから、先のことを悩んでしまう。

贅沢な悩みだ!世界を見渡せば、選択肢が用意されていない人生を歩んでいる人は大勢いる。
こうやって、どうしようかと悩めること、本当に私は何がしたいんだと問いかけて努力することができること、本当に感謝しなければ…!

Let us, then, be up and doing, with a heart for any fate!
それでは、立ち上がり、行動しよう!いかなる運命のもとでも、精一杯に!

                        -Henry Wadsworth Longfellow