2010年10月28日木曜日

初めてのウォーキングカスタマー

最近、やりたいことが全然できない。
計画性ゼロに近い、むしろ常に計画性マイナスみたいな私は
中々満足できたことなんて、インドに来る前からないんだけど、苦笑
時間が限られているからか、最近余計に焦ってしまう。

だから、せめてその日のことは忘れないうちに書き残しておこう。

今日、初めてウォーキングカスタマー(予約なしにチケットやツアーの申し込みに来たお客様)が
私が売ったツアーを買ってくれた!

3ヶ月前くらいから、旅行中にオフィスに来るお客様の対応をしていて、
9月には3人の学生がコルカタ行きの航空券を買ってくれた。
そして、今日は1組の夫婦がバンガロールの一日観光ツアー(そのお客様の要望に合わせて動物園とIT企業の多いエレクトロニックシティ見学)を買ってくれた。
理由はおそらくお客様の滞在時間が限られているので、お客様の要望に合わせてアレンジしたツアーであったことだと思う。
価格に関しては結構高く、今までも私の接客が下手なだけでなく、価格の高さから選んでくれないお客様は後を絶たなかった。でも、今日、初めてお客様がツアーを購入してくれたときには、すごく嬉しかった。
ここまで来て、やっと仕事だ!と実感した。


今から約2ヶ月前。
8月中旬に友達の紹介でバンガロールに駐在している方の家族が北インドのゴールデントライアングルを観光したいという要望を受け、1週間で9泊10日のツアーの日程から決済までのやり取りを担当したことがあった。今だからいえるものの、あの1週間は、朝から夜中まで大変だった。先輩には「お客様の日程を一日も早く明確にし、決済を済ませろ!」と毎時間呪文のように唱えられ、お客様からは「効率が悪い!」と叱られ、いらいらさせてしまった。このお客様の言葉を聞いたとき、お客様に対しての申し訳なさと自分のできの悪さにやるせない思いでいっぱいになった。
もちろん、自分自身でもうまくやりたいと思っているのに、お客様に何かを押し付けることもできないし、お客様の日程的にたくさんの提案の中から選んでもらう時間がなかったこともあり、お客様をうまく誘導させることが思った以上に難しかった。このとき、初めてお客様との接客の難しさが身に沁みた。

すべてが初めてのことで、マニュアル的な教育も受けていないインターンの私がやろうとするのが間違いだと言うボスの言葉にも落ち込み、途中で先輩に交代してもらおうかとも考えた。でも、そのときに「最後までやろう!」と思えたのは、ある日の夜日本人の友達が差し入れを持ってきてくれたり、別の日には他愛もない話でインド人の友達が和ませてくれた。そして、何よりお客様に失望されたくないという気持ちが大きかった。先輩にも同僚にも初めてだから、インターン生だから仕方ないよね。とか、安藤さんってこの程度なの。なんて思わせたくなかった。
結果、面倒を見てくれていた先輩には毎日夜中まで散々迷惑をかけてしまったが、ツアーは何の問題もなく無事に終了した。そして、お客様から喜びの声を聞いたときは本当に本当に嬉しかった!!日本語ガイドやホテルの好評を聞き、久しぶりの家族の再会を満喫されたそうであった。

それ以来、昼食抜きの日々はほとんどないけれど、インターンの生活が少し変わった。
今振り返ってみれば、これが転機だったのかもしれない。この機会がなかったら、ひょっとしたら私は今までインターンを続けてこなかったかもしれない。今日、ふとそう思った。

2 件のコメント:

  1. ちょびちゃん
    おめでとう!!

    そこまで続けられたのはやっぱり「好き」の気持ちがあるからだと思うよ。いくら苦しくって辛くっても、「好き」の気持ちがあるのと無いのでは、仕事も出来も変わってくるからさ。
    要するに考え方次第で、動きも変わるって事だよね(^_-)-☆
    とにかくおめでとう!!
    ちょびちゃん、いま最高にカッコイイよ!!

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  2. ディディ、いつもコメントしてくださってありがとうございます。ディディのコメントを読むといつも元気が出ます!!

    残りあと1ヶ月ですが、毎日精一杯頑張りたいと思います。

    ちなみに、インターン後少しだけ、ネパールに行くことにしました!!

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