2010年10月18日月曜日

Ayudha pooja






先週の土曜日は南インドでアユダ プージャというお祭りをお祝いした。

オフィスでも今年、初めてプージャ(お祈り)をすることになった。
13時頃に仕事を切り上げ、特にプージャを楽しみにしているドライバーの車のプージャの見学をした。
このプージャは日頃、自分がよく使っているものにプージャをする。
例えば、カーストが一番上のブラーマンは本にプージャをする。
新しい本を買い、プージャをした後、その本で勉強するとその本からの恩恵がよく施されるらしい。
私の場合、いつもオフィスでパソコンを使っているので、パソコンにプージャをした方がいいらしい。
だから、ドライバーは車にプージャをするのをすごく楽しみにしていた。
また、アユダ プージャは一般的に南インドで呼ばれており、マイソールではダサラ プージャが有名らしい。
また、コルカタではドゥルガ プージャが行われ、地域によって様々らしい。

朝から、ドライバーは車をいつも以上に熱心に洗い、プージャの前にはクルタ(インドの伝統衣装)に着替えていた。ボスもサリーを着て、私たちに軽食を振舞うために準備をしてとても張り切っていた。

洗車後、バナナの葉や花を飾りつけ、ティカをつけ、バナナやココナッツをお供えした。
プージャはボスのお父さんによって行われ、プージャの最中煙を頭にかけたりした。
ボスのお父さんの唱えが終わると、ドライバーは車に乗り、どこに行くわけでもなく車を発進させた。
各タイヤの下にはライムが置かれ、このライムを勢いよく潰して車を発進されることが縁起が良いとされているらしい。
またココナッツを思いっきり、地面にぶつけ、よく割れることも縁起が良いといわれているらしい。
でも、ボスは道が汚れるのを嫌うためか、こんなことやるのは下のカーストだけよ、でもこればかりは習慣だから私も注意できないわ~っとぼやいていた。

一通りプージャが終わり、みんなでボスが用意してくれた祭事の料理をみんなで食べた。
偶然、領事館で働いている岸さんと元社員の土屋さんも一緒に楽しんだ。


仕事後、岸さん、土屋さんと笹野さんと合流して、タミル伝統舞踊を鑑賞に行った。
こじんまりとした、アットホームさを感じる集会所のような場所でインド人に溶け込んだ気がした。

インドに来て感じるのは、インドにもウチとソトがある。
もちろん、日本人はソトであり、お客様扱いされるが、何かと利用されそうになったり
ぼったくられそうになったりする。
それは、外見からも違うし、生活も違う。時には味の好みも考え方も習慣も違う。
でも、インドは日本人が決して住みにくい場所ではないと私は思う。
街中の排気ガスと道路の整備さえしっかりしたら、私はインドの方が住みやすいと思う。
なぜなら、外国人であることから、私たちは貧富の差で区別されることがないし、
宗教の違いも気にされない。カーストで区分されることもない。
つまり、私たちは一般のインド人よりも自由があると私は時々思う。
お金持ちや高カーストの人によっては、外食で1食20ルピー(約40円)のところにはまず食べに行かない。
そして、生活が苦しい人々は高級なレストランに行くことができない。
でも、私たち日本人ならそのどちらも選ぶ権利がある。
そして、私たちは幅広い世界に触れることができる。

時には、心優しいインド人がウチの中に入れてくれたり、
垣間見せてくれる。
一旦、ウチの中に入れてくれるともう家族みたいである。
全くお客様扱いされず、ありのままの私を受け入れてくれる、
本当に心がつながっているように感じる。安心する。
もちろん、初めからそんなことはなく、初めは特別扱いされ、
何をするにも周りから良くも悪くも注目を浴びる。
でも、徐々に打ち解けていくと年や人柄がものを言うようになる。
年上の人のいうことに耳を傾け、人柄に関しては日本と変わらない。
ただ、少しインドらしいと感じるのは、心の底から常に気にかけてくれているのが分かる。
楽しむときも一緒、つらいときも一緒、どんなときもすぐそばにいてくれる気がする。
本当に誰かが必要なとき、きっとその誰かはそばにいてくれる。

改めて、文章にしてみると、やっぱりインドに住めてよかったな~っと思う。



話を戻して、晩御飯の魚とえびのパスタむちゃくちゃおいしかった!笑
最近、オフィスの目の前にホテルができ、そこの料理が本当に病み付きになりそう!

日曜日、久しぶりに教会に行った。
子供たちが少し少なめだったけど、相変わらずのみんな。
近くのコマーシャルストリートで気に入った柄が見つかり、初めてサリーを買ってしまった。
たくさん散策できて楽しかった!

来週末はついにウティ、ニルギリ鉄道!
今週末も軽くどこかに行きたいな~!

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