2010年10月11日月曜日

弾丸カルナータカ州政府ツアー






早朝4時45分起床。
5時30分、予定通り家を出る。

6時15分、バス停に到着。
一緒に行く藤原さんがチケットの半券をなくし、一瞬焦るが、
かばんの中からみつかり、バスの番号を聞き、
コーヒーを飲んでからバスに乗車。

藤原さんは同じ会社の同僚で、同時期に会社に入社し、
今年大学を卒業したばかりで年も一番近い。
けれど、藤原さんの仕事はすごくハードで私の何倍も苦労している。
藤原さんをみていると、これが社会に出ることなのかなって
痛感させられる。そんな藤原さんが土曜日に休暇をとり、
一日は、飲み。一日はバンガロール市内を出る。
と予定を立てた。興味があって、私も今回一緒に行くことにした。
もちろん、金曜日も他の同世代の日本人の友達と一緒に飲んだ。


大体時間通りに、バスはハッサンに向かって動き出した。
ハッサンはバンガロールよりも西にあるカルナータカ州の歴史ある土地。
まずはシュラヴァナベラゴラという巨大な彫刻で有名なジャイナ教寺院へ
そして、ホイサラ王朝で栄えたハレビド、ベルールの3ヵ所に行った。
カルナータカ州観光開発公団(KSTDC)が主催するこのバスツアーは
外国人向けというよりは、インド人向けのツアーでバスの中は
ほとんどがインド人。インド人の中にいろいろだけど、
明らかに顔つきの違う私たちは常にどこから来たのか、いろいろな人から尋ねられる。

9時ごろ、一度朝食のため休憩。
南インド料理ドーサとライスバード(トマトとチリ味のご飯)を食べ、
またコーヒーを飲み、一休みした。
1時間ほど再び、バスに揺られた後、シュラヴァナベラゴラに到着。
丘の上にジャイナ教の寺院があるため、ひたすら登った。
ちなみに、お寺に入る前に履物を脱がなければならないので
バスの中で脱ぎ、裸足になってバスを降り、歩き始めるのがインド流。
もちろん、外国人旅行者のために荷物置き場もほとんどの場所では設けられている。
日頃、運動不足な私は頂上に着くまでに何度か後ろを振り向き、景色を眺めては
また登っていった。中には、人のことをお構いなしに階段に座り始めるインド人もちらほら。笑
やっと着いた!と思って寺院の中に入るが、なぜか写真でみた巨大な像が見つからない。。。
巨大なはずだからすぐに見つかると思っていたのに、中には仏像に似た顔つきの像ばかり。
寺院を出てみると、さらに何人かの人たちが上に登っている。
ここは頂上ではない、まだ道がある!!

こうして、登ったさらに上の寺院にてついに発見!
面白いことに、登っている間には全く姿が見えないのに、
登り終わると巨大な像が現れる。
中ではジャイナ教の人々がお祈りをし、たくさんの観光客が集まっていた。
そして、ここから見渡せる景色は素晴らしかった。

下りのときには、あるフィンランドから来たおじいさんと少し話をした。
おじいさんは一人でインドを旅行し、楽しんでいるようだった。
今回が2度目のインドで、前回は22年前に来たらしい。
その後、私は少し買い物を楽しんだ。

そして、次の目的地はハレビド・ベルールと思ったら、
その前に州政府の運営するレストランでお昼ご飯。
またまた南インド料理を食べた。

ベルールのヒンドゥー寺院は本当に美しかった。
やわらかい石であるため、小さな彫刻や繊細な彫刻が寺院に彫られており、見事であった。
彫刻にはインドの叙事詩マハーバーラタのストーリーや
シヴァ神、ガネーシャ神、クリシュナ神などヒンドゥー教の神様が彫られていた。
また当時の女性の個性豊かな髪形、振る舞いが印象的な彫刻が多かった。 
レプリカとして作られた寺院も隣に残されており、見ごたえのある寺院であった。

続いて、ハレビドも同じ王朝に建てられたものであることから、造りが似ていた。
しかし、ハレビドは王と女王の寺院が1つになった寺院であった。
(1つの寺院の中に、2つお祈りをする場所がある)
また、ナンディ(雄牛)の像がある。
ガイドの説明によると、ハレ=古い、ビド=町という意味があり、 
ハレビドは古い町と表しているらしい。
こちらは、庭園も整備された長閑な雰囲気の寺院であった。

鑑賞時間より移動時間の方が長いこのツアー。笑
移動するすべての道路が整備されているわけもなく、ガタゴト道に長時間揺らされるのは
決して快適とはいえないけど、どの寺院も見ごたえがあり、印象深く残った。
藤原さんともバスの中では、お互いの将来のこと、仕事のこと、大学生活など
いろいろ語り合うことができてよかった。

家に着いたのは夜中の11時。

充実した1日だった!残りの週末もできるだけ、いろいろなところに出かけたい。                                                           

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