一度、スパイスたっぷりのインド料理を食べてしまうと、日本料理を食べるときにもなぜかもっと刺激を求めてしまうように、インドから帰国した私は最近どこか物足りなさを感じる。
もちろん、家族はみんな健康だし、久しぶりに友達にも再会できてすごく嬉しかった。
日本に住んでいると、不自由なものなど何もなくてとっても落ち着く。
インドにいたときも、やっぱり私は日本が大好きなんだと思ったし、
日本人であることをとても誇らしく思っていた。
だけど、何か盛り上がらない。
インドでは時々日本を恋しく思ったが、
日本では毎日インドのことを考えてしまう。
インド料理のスパイスが体に染み付いてしまったかのように、
私はどこか刺激を求めている。
そして、インドで持ったインドの価値観が日本で暮らす私を悩ませている。
ああ、インドの生活を知らなかったほうが日本の私は過ごしやすかった~!
とさえ、最近感じてしまう。
日本は日本、インドはインドなんて器用に私のスイッチが入れ替えれたら便利なのに、
人として学ぶことの多かったインドでの価値観は日本で育ってきた私を変えてしまったようだ。
インドでは当たり前であっても日本では異常なこと、
逆に日本では当たり前であってもインドでは異常なこと。
例えば、家族に対して、仕事に対して、自分の人生に対して、
両方の考え方を知ってしまったから、先のことを悩んでしまう。
贅沢な悩みだ!世界を見渡せば、選択肢が用意されていない人生を歩んでいる人は大勢いる。
こうやって、どうしようかと悩めること、本当に私は何がしたいんだと問いかけて努力することができること、本当に感謝しなければ…!
Let us, then, be up and doing, with a heart for any fate!
それでは、立ち上がり、行動しよう!いかなる運命のもとでも、精一杯に!
-Henry Wadsworth Longfellow
2011年5月15日日曜日
2011年4月25日月曜日
ネパールの未来を語る女子会♪
★★ドキドキ・わくわく満点の名古屋のネパール女子会★★
うぉおおおっ!!ネパールつながりって素敵です。
ネパールと日本の架け橋であるみなさんのパワフルさに刺激を受け、
元気の中にも温かさを感じる女子会でした。
普段の生活では関わりがなくても、ネパールが好き、ネパール人が好き、
ネパールのために何かしたいという思いのつながりでこうして
集まれることが本当に素敵なことだと感じました。
ネパールでネパール語で歌手活動を行い、自分の置かれた環境の不満を言っているネパール人に、
自分から何かアクションを起こすことが大切だと自ら実践して伝えようとしている
スンダリ・ミカさん。
ネパールの伝統的なミティラアートで日本を癒すまゆかさん。
会社を立ち上げ、幸せな新婚生活を送るさちえさん。
名古屋中のネパール人と友達の保育士のさちえさん。
ネパールの未来を考えることで盛り上がり、
堂々と未来を語れる社会人に私もなりたいと思いました。
やはり、初対面であれば、お互い体験してきたことも背景も異なっていて、
一緒にその体験したことを共有することは難しいけれども、
この先の未来をみんなで考えるということは、
同じ思いや共有できるものがあるからこそできること。
また、10月に会える日が今から楽しみです♪
うぉおおおっ!!ネパールつながりって素敵です。
ネパールと日本の架け橋であるみなさんのパワフルさに刺激を受け、
元気の中にも温かさを感じる女子会でした。
普段の生活では関わりがなくても、ネパールが好き、ネパール人が好き、
ネパールのために何かしたいという思いのつながりでこうして
集まれることが本当に素敵なことだと感じました。
ネパールでネパール語で歌手活動を行い、自分の置かれた環境の不満を言っているネパール人に、
自分から何かアクションを起こすことが大切だと自ら実践して伝えようとしている
スンダリ・ミカさん。
ネパールの伝統的なミティラアートで日本を癒すまゆかさん。
会社を立ち上げ、幸せな新婚生活を送るさちえさん。
名古屋中のネパール人と友達の保育士のさちえさん。
ネパールの未来を考えることで盛り上がり、
堂々と未来を語れる社会人に私もなりたいと思いました。
やはり、初対面であれば、お互い体験してきたことも背景も異なっていて、
一緒にその体験したことを共有することは難しいけれども、
この先の未来をみんなで考えるということは、
同じ思いや共有できるものがあるからこそできること。
また、10月に会える日が今から楽しみです♪
2011年4月1日金曜日
Keep moving!! Try to jump and get happiness!!
来年の今日は私もドキドキの新生活を始めたいな~!!
社会人のみなさん、お仕事おつかれさまです!!
"The sun will rise again!!"
何かすごくいい言葉。
"A lot of people are praying for the people of Japan. Hold on tight! Things will get better from here!"
インドの友人に言われるとすごく説得力がある。
"Chihiro!!!how r you and your family!!!! is your place safe from nuclear radiation??otherwise for few days you and your family can come to my house.....plz think about it..i am seriously telling you... "
最後のは、少し笑ってしまったけど、本当に心配してくれていることが伝わってくる。
インドでもキャンドルに火をつけて日本のために祈ってくれたり、
地震直後の11日の夜には、メッセージをみたらすぐに返事してね!とか
本当に本当に心の底からありがとうって思った。
インドや沖縄での友達の優しさをすごく感じた。
3月、久しぶりに高校のときのみんなで焼肉を食べて、
焼肉のおいしさに人一倍感動し、
それぞれ生活環境が変わっても、やっぱり人の良さはみんな変わらない。
本当にバンクーバー行きたいね~!!
インドのインターン先の人たちにも会った。
私がインターンを終えたのは3ヶ月前なのに、あれから3人も会社を辞めて、
もうみんなで思い出話を語る仲。
まさに、予想外の展開。笑
そして、奈良。
卒業式が終わってからの最後のゼミ。
何でも自由にやってみよう精神が半端内じゃない、
包容力抜群で、
私の弱音もわがままも夢も全部聞いてくれる最高のゼミ。
10年以内にみんなで(インドじゃなくても)どこか生きる覚悟だけ持って旅に出てみたいね。笑
フェイルンハイにも会いに行きたいしね、やーまん。
ケルビンの魅力がつまったDVDをありがとうね!!
もう、私の子供の名前はケルビンしかない!!笑
2年ぶりにあさこちゃんとまゆかさんと再会!!
南インド料理のようなウガンダ料理、そして元気が出るまゆかさんのミティラアート!!
日進に全然関係ないけど、きっと日進でしかこんなに身近に出会えなかったものだよね。
何か3月を振り返っていたら、素敵な再会を思い出して元気が出てきた!!
4月も頑張ろう!!
Keep moving!! Try to jump and get happiness!!を目標に!!
社会人のみなさん、お仕事おつかれさまです!!
"The sun will rise again!!"
何かすごくいい言葉。
"A lot of people are praying for the people of Japan. Hold on tight! Things will get better from here!"
インドの友人に言われるとすごく説得力がある。
"Chihiro!!!how r you and your family!!!! is your place safe from nuclear radiation??otherwise for few days you and your family can come to my house.....plz think about it..i am seriously telling you... "
最後のは、少し笑ってしまったけど、本当に心配してくれていることが伝わってくる。
インドでもキャンドルに火をつけて日本のために祈ってくれたり、
地震直後の11日の夜には、メッセージをみたらすぐに返事してね!とか
本当に本当に心の底からありがとうって思った。
インドや沖縄での友達の優しさをすごく感じた。
3月、久しぶりに高校のときのみんなで焼肉を食べて、
焼肉のおいしさに人一倍感動し、
それぞれ生活環境が変わっても、やっぱり人の良さはみんな変わらない。
本当にバンクーバー行きたいね~!!
インドのインターン先の人たちにも会った。
私がインターンを終えたのは3ヶ月前なのに、あれから3人も会社を辞めて、
もうみんなで思い出話を語る仲。
まさに、予想外の展開。笑
そして、奈良。
卒業式が終わってからの最後のゼミ。
何でも自由にやってみよう精神が半端内じゃない、
包容力抜群で、
私の弱音もわがままも夢も全部聞いてくれる最高のゼミ。
10年以内にみんなで(インドじゃなくても)どこか生きる覚悟だけ持って旅に出てみたいね。笑
フェイルンハイにも会いに行きたいしね、やーまん。
ケルビンの魅力がつまったDVDをありがとうね!!
もう、私の子供の名前はケルビンしかない!!笑
2年ぶりにあさこちゃんとまゆかさんと再会!!
南インド料理のようなウガンダ料理、そして元気が出るまゆかさんのミティラアート!!
日進に全然関係ないけど、きっと日進でしかこんなに身近に出会えなかったものだよね。
何か3月を振り返っていたら、素敵な再会を思い出して元気が出てきた!!
4月も頑張ろう!!
Keep moving!! Try to jump and get happiness!!を目標に!!
2011年2月22日火曜日
Chance pe work!
エントリーシートを書こうと思いながらも、つい関係ないことを考えてしまい、
思い出したインターン中の会社のブログ。
記念だから、自分の所にも残しておきたい。
①
いよいよ、私にもペリカントラベルネットインド店のブログを書かせてもらえるチャンスが来ました!
みなさん、はじめまして。 先月、2月中旬にこちらバンガロールに参りました安藤千尋と申します。今回が初ブログですので、まずは少し私のことを紹介させてください。
現在、私は奈良県立大学地域創造学部観光学科3年生です。 大学を1年間休学し、この度、インターン生として働かせてもらうこととなりました。
私の出身は愛知県で2005年に開催された「愛・地球博」で南アジアの国々の人たちとふれあい、大学に入学し、北インド料理のレストランでアルバイトをし、ボリウッド映画に興味を持ち始めたのが私とインドとの出会いでした。半年前に、インドに初めて訪れ、たくさんのインド人の学生と出会い、今まで以上にインドが大好きになり、もっとインドを知りたい、触れたいと思いました。多様な文化、民族、宗教、気候の国インドでたくさんの人たちと出会い、刺激を受けあい、世界中のどこに行っても通用する国際人になりたい、そして、大学で約3年間学んだ観光学を現地旅行会社で実践してみたいと思い、今回、私はインターンシップに参加しようと思ったわけです。まだまだ私のインドに対する思い、インドで挑戦してみたいことはたくさんありますが、それらは私が実際に実践してからみなさんに報告致します!
最後に、私がタイトルにつけた-Chance pe Work-の解説をしたいと思います。 最近のボリウッド映画で「Chance pe dance」という私のお気に入りの映画があります。 ダンスのできる俳優になることを夢見て、苦境に立たされながらも、俳優になるために与えられたチャンスを逃さず、最後にはそのチャンスを掴み取るというサクセスストーリーで、私もこのインターンシップの機会でたくさんの新しい出会いや発見をし、毎日精一杯働きたいと思い、私のブログのタイトルにすることに致しました。
これからは私がインドで体験したこと、感じたことをできる限り、レポートします。 みなさん、どうぞよろしくお願い致します。
安藤 千尋
②
みなさん、こんにちは!
突然なのですが、実は今日は私の誕生日なんです!!
ということで、今回はインド式誕生日のお祝い方をご紹介したいと思います。
(ちなみに、私の誕生日の場合)
まず、夜中の12時に心の籠ったバースディソングと共にケーキの登場です。
そして、みんなに見守られながら、ローソクの火を消します。
ここまでは、日本でもよくあるパターンですよね。
しかし、このあとがインドなんです・・・!!
ケーキを誕生日の人がカットして、みんなの口へ運びます。
また、なぜか突然握手もします。
でも、何に一番私は衝撃を受けたかといいますと、
なんと誕生日の人の顔にみんなでケーキを塗りつけるんです!!!
以前に、インド人の友人から話は聞いていたのですが、実際に私も顔にケーキを塗られてしまうとは思っていませんでした。(笑)しかも、それでケーキの半分くらいはなくなってしまったと思われます。。。
どうしてかというと、みんなケーキを握るようにして顔に塗りつけてくるんです!!
多少の配慮はあったと思いますが、それぞれの握ったケーキが顔だけで収まるはずがないことは言うまでもありません。。。
インド人の友人たちは毎年ケーキを顔に塗られていることを想像すれば、一生に一度くらいはケーキを塗られるのもいいかもしれません。(笑)
安藤 千尋
思い出したインターン中の会社のブログ。
記念だから、自分の所にも残しておきたい。
①
いよいよ、私にもペリカントラベルネットインド店のブログを書かせてもらえるチャンスが来ました!
みなさん、はじめまして。 先月、2月中旬にこちらバンガロールに参りました安藤千尋と申します。今回が初ブログですので、まずは少し私のことを紹介させてください。
現在、私は奈良県立大学地域創造学部観光学科3年生です。 大学を1年間休学し、この度、インターン生として働かせてもらうこととなりました。
私の出身は愛知県で2005年に開催された「愛・地球博」で南アジアの国々の人たちとふれあい、大学に入学し、北インド料理のレストランでアルバイトをし、ボリウッド映画に興味を持ち始めたのが私とインドとの出会いでした。半年前に、インドに初めて訪れ、たくさんのインド人の学生と出会い、今まで以上にインドが大好きになり、もっとインドを知りたい、触れたいと思いました。多様な文化、民族、宗教、気候の国インドでたくさんの人たちと出会い、刺激を受けあい、世界中のどこに行っても通用する国際人になりたい、そして、大学で約3年間学んだ観光学を現地旅行会社で実践してみたいと思い、今回、私はインターンシップに参加しようと思ったわけです。まだまだ私のインドに対する思い、インドで挑戦してみたいことはたくさんありますが、それらは私が実際に実践してからみなさんに報告致します!
最後に、私がタイトルにつけた-Chance pe Work-の解説をしたいと思います。 最近のボリウッド映画で「Chance pe dance」という私のお気に入りの映画があります。 ダンスのできる俳優になることを夢見て、苦境に立たされながらも、俳優になるために与えられたチャンスを逃さず、最後にはそのチャンスを掴み取るというサクセスストーリーで、私もこのインターンシップの機会でたくさんの新しい出会いや発見をし、毎日精一杯働きたいと思い、私のブログのタイトルにすることに致しました。
これからは私がインドで体験したこと、感じたことをできる限り、レポートします。 みなさん、どうぞよろしくお願い致します。
安藤 千尋
②
みなさん、こんにちは!
突然なのですが、実は今日は私の誕生日なんです!!
ということで、今回はインド式誕生日のお祝い方をご紹介したいと思います。
(ちなみに、私の誕生日の場合)
まず、夜中の12時に心の籠ったバースディソングと共にケーキの登場です。
そして、みんなに見守られながら、ローソクの火を消します。
ここまでは、日本でもよくあるパターンですよね。
しかし、このあとがインドなんです・・・!!
ケーキを誕生日の人がカットして、みんなの口へ運びます。
また、なぜか突然握手もします。
でも、何に一番私は衝撃を受けたかといいますと、
なんと誕生日の人の顔にみんなでケーキを塗りつけるんです!!!
以前に、インド人の友人から話は聞いていたのですが、実際に私も顔にケーキを塗られてしまうとは思っていませんでした。(笑)しかも、それでケーキの半分くらいはなくなってしまったと思われます。。。
どうしてかというと、みんなケーキを握るようにして顔に塗りつけてくるんです!!
多少の配慮はあったと思いますが、それぞれの握ったケーキが顔だけで収まるはずがないことは言うまでもありません。。。
インド人の友人たちは毎年ケーキを顔に塗られていることを想像すれば、一生に一度くらいはケーキを塗られるのもいいかもしれません。(笑)
安藤 千尋
2011年2月5日土曜日
生まれて初めての救急車
今日、初めて119をダイヤルし、救急車を呼んだ。
10分もしないうちに、救急車が家の前で止まり、
担架で激しい腰痛で玄関で動けなくなってしまったお父さんが運ばれた。
幸いにも命に関わる病でなく、少し落ち着いて救急車に乗れたが、
担架に乗せられたお父さんはかわいそうなくらい弱弱しく見えた。
まだ50代だし、一見元気そうだけど、急に倒れてしまうと
少し先の60代、70代にはどうなんだろう。。。と考えてしまう。
今まで、奈良や沖縄、インドと外にいるとなかなか気づけなかった。。。
お父さん、お母さん、できるだけ健康で長生きをして欲しい!
そう、心から願った1日だった。
10分もしないうちに、救急車が家の前で止まり、
担架で激しい腰痛で玄関で動けなくなってしまったお父さんが運ばれた。
幸いにも命に関わる病でなく、少し落ち着いて救急車に乗れたが、
担架に乗せられたお父さんはかわいそうなくらい弱弱しく見えた。
まだ50代だし、一見元気そうだけど、急に倒れてしまうと
少し先の60代、70代にはどうなんだろう。。。と考えてしまう。
今まで、奈良や沖縄、インドと外にいるとなかなか気づけなかった。。。
お父さん、お母さん、できるだけ健康で長生きをして欲しい!
そう、心から願った1日だった。
2011年1月7日金曜日
進め、輝け2011年!
2011年1月5日水曜日
帰国後、お正月のお饅頭の中の乾燥剤に気づかず、かじってしまう。


遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!
予定通り、先月19日に日本に帰国し、早速奈良へ出かけ、
あっという間に時がすぎてしまいました。
そろそろぐーたら生活も卒業して、今年も頑張らなきゃと思います。
その前にできる限り、2010年を振り返ってみると、
去年の今頃は、エクトールに会う寸前で
心が一番躍ってたかもしれません(笑)
でも、エクトールがいなかったら、私はインドに行って
現地の旅行会社で働き、自分自身を成長させたいと思うこともなかったと思います。
初めてインドに行って、このままの私では全然世界に通用しないということを痛感し、
エクトールのパッションのおかげでインド行きを決意した私。
振り返ってみると、いい出会いだったと思います。
そして、2月14日に日本を出発し、翌日からインターンを始めたけれど、
最初はやる気が空回りしてばかりで、苦労したことも多かった…
毎日、オフィスでは日本語の会話、仕事もほとんど日本語での作業、
インドの行ったこともないホテルの魅力を何百件も書くことが苦痛でしかたなかった。
こんなことするためにインドに来たんじゃない、
インドに来てまでも日本語を毎日注意される私。
どこに至ってできてしまう仕事にだんだん張り合いがなくなってしまった。
そんなある時、めずらしく日本語が分かりやすくなったとボスに褒められ、
単純な仕事でも丁寧に心を込めて、自分の仕事にしなさいとアドバイスを受け、
どうにか期限までに終わらせることができ、ちょっと達成感を感じた。
1ヵ月後、次に入ったばかりの宮田さんとインド全土のホテルの料金集め。
初めは、電話越しで適当に対応するインド人に腹が立ち、
1つのホテルに何度も同じメールを送ったり、電話したり、
これが何百件ともなると、普段は話すことが全く苦にならない私も
嫌気が差してきた。ホテルの数が多いだけに、少ししたミスでもいらいらしてしまい、
途方にくれるような思いになった。だけど、隣で一緒に頑張ってくれる頼もしい宮田さんの姿をみて
私もこのままじゃいけないと刺激を受けた。
時には夜遅くまで2人で話し込んだり、仕事をしたり、今思うとそんな仕事後がすごく楽しかった。
また、プライベートで週末にマニプールの友達と
オールドモンク(ラム酒)を片手に夜通しで話し込んだり、踊ったり。
中でも一番印象に残っているのはケーキを顔に塗って祝ってくれた私の誕生日。
ケーキがもったいないとか、片づけが大変とか目先のことなんて考えれば誰でもすぐに分かるのに
そこをやりたいようにやるインド人。マニプール人はよく自分たちのことをインド人じゃないというけれど
そういうとこが私はやっぱりインド人だと思うし、大好きだったりする。
しばらくしないうちに、初めは同じ仕事をしていた宮田さんがだんだんお客さんの対応や関連企業との
やりとりなど私と違う仕事をするようになって、
今度はインターンと正社員の差に愕然とする。
無知な私が悪いのだけど、そんなときは同じ会社でない日本人の友達が何度も励ましてくれた。
つらくても最後までやり遂げたら絶対に自分の力になるよ。
ってかじさんがいってくれた言葉のおかげで私は最後まで諦めなかった、
諦めたくなかった。そして、今あのもがき悩んでいたときにやめなくてよかったって心のそこから思う。
一緒の会社の先輩も私がやりたいといった私にとってはレベルの高かった仕事に
夜まで付き合ってくれたり、ときには一緒に飲んでくれたり、
つらいときはいつでも話を聞いてくれ、みんなすごくいい人ばかりだった。
最後にはもっとここで一緒に働いてよ~って言われた言葉がすごく嬉しかったし、ちょっと寂しくなった。
思い返してみると、仕事は自分次第で楽しくもできるし、つまらなくもできた。
自分で頑張ろう、挑戦しようって思わなきゃ何をやっても楽しくないし、
単純な誰にでもできそうな仕事でもミスがないように丁寧に行えば、相手に誠意が伝わる。
そんなことは当たり前で、仕事に限らず何事にも置き換えて言えることだけど、
インターンで仕事に関わることが少しでも経験できて本当によかったと思う。
正直、私のインターンの経験は日本でも同じような経験ができることも多くあると思う。
けれど、インドのいくつものホテルと電話でやり取りし、時には交渉し、
ホテルの営業の方と話したり、パーティーに参加したこと。
日本からインド旅行にいらっしゃるお客様、中には大学生とも触れ合い。
接客の中での段取り、インドでガイドをする際の注意点、特に
私が勉強したり、実体験したことが相手の役に立ったと分かったときはすごく嬉しかった。
何より、この1年で新しく出会った人たち、そして再会した人たち。
たくさん刺激をもらい、勇気付けてくれた人たちはインドに来なきゃ出会えなかった。
それが何より1番だと思う。
4年も前から、2010年は上海万博に行って、パト(メキシコのサッカー選手!笑)に会うためにワールドカップをみに南アフリカも行きたいと夢を見ていた私だけど、インドを選んでたくさんの人たちに恵まれて本当によかった!!ワールドカップのテーマソングであったWaving flagを聞くと、今でもそのときの私の心情とインド人の友達と騒いでたときの気持ちを思い出し、元気が出てくる。
インド。
本当に広くて、様々な文化や宗教をもつ人たちが交じり合い、多言語が飛び交う中で、自分がここにいると実感する。なぜなら、異なった環境で暮らしている人と触れ合い、私はこうなんだ、こういう人になりたいんだと自分を相手に伝え、時には自分も自身を発見することもある。様々な人たちの人生の選択肢を知り、本当に自分の大切なものに気づき、少しずつ強くなる。2010年は自分を失わない覚悟を持てた1年であったと思う。
インドに行く前に考えていた「世界のどこに行っても通用する日本の心を持った国際人になる」って目標は
到達するまでに階段が10段あるとしたら、1段くらいしか進めた気がしないけど、これからも目標にして頑張りたいと思う。
最後になってしまったけれど、インドや日本で支えてくれたみんなに心の底から感謝、感謝、感謝!
一人でインドに行ったけど、いつも一人じゃない気がしたのはたくさんの励ましの言葉のおかげです。
登録:
投稿 (Atom)